forked from mirrors/qmk_firmware
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グレイブエスケープ
60% キーボード、またはファンクションキー行の無い他のレイアウトを使っている場合、専用の Escape キーが無いことに気付くでしょう。グレイブエスケープは grave キー (`
および ~
) を Escape と共有することができる機能です。
使用法
キーマップ内の KC_GRAVE
キー (通常は1
キーの左)を QK_GESC
に置き換えます。ほとんどの場合、このキーは押された時に KC_ESC
を出力します。ただし、Shift あるいは GUI を押したままにすると、代わりに KC_GRV
を出力します。
OS に見えるもの
メアリーがキーボードで GESC を押すと、OS には KC_ESC 文字が見えます。メアリーが Shift を押しながら GESC を押すと、~
または Shift された時はバッククォートを出力します。彼女が GUI/CMD/WIN を押したままにすると、1つの `
文字を出力します。
キーコード
キー | エイリアス | 説明 |
---|---|---|
QK_GESC |
GRAVE_ESC |
押された場合に Escape。Shift あるいは GUI が押されたままの場合は ` |
注意事項
macOS では、Command+`
はデフォルトで "次のウィンドウを操作対象にする" にマップされます。つまりバッククォートを出力しません。さらに、ショートカットがキーボード環境設定で変更された場合でも、ターミナルは常にこのショートカットを認識してウィンドウを切り替えます。
設定
グレイブエスケープが壊す可能性のあるキーの組み合わせが幾つかあります。その中には、Windows では Control+Shift+Escape、macOSでは Command+Option+Escape があります。これを回避するには、config.h
で以下のオプションを #define
することができます:
定義 | 説明 |
---|---|
GRAVE_ESC_ALT_OVERRIDE |
Alt が押された場合、常に Escape を送信する |
GRAVE_ESC_CTRL_OVERRIDE |
Control が押された場合、常に Escape を送信する |
GRAVE_ESC_GUI_OVERRIDE |
GUI が押された場合、常に Escape を送信する |
GRAVE_ESC_SHIFT_OVERRIDE |
Shift が押された場合、常に Escape を送信する |