qmk_firmware/ja/feature_command.md
2020-11-10 15:02:44 +00:00

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コマンド

コマンド(旧称:マジック)は、ファームウェアを書き込んだり、ブートマジックを使うためにプラグを抜いたりすることなくキーボードの挙動を変更する方法です。この機能とブートマジックキーコードには多くの重複があります。可能な限り、コマンドでは無くブートマジックキーコードの機能を使うことをお勧めします。

一部のキーボードではコマンドがデフォルトで無効になっています。その場合、rules.mk 内で明示的に有効にする必要があります:

COMMAND_ENABLE = yes

使用法

コマンドを使うには、IS_COMMAND() マクロで定義されたキーの組み合わせを押し続けます。デフォルトでは、これは「左Shift + 右Shift」です。次に、目的のコマンドに対応するキーを押します。例えば、現在の QMK バージョンを QMK Toolbox コンソールに出力するには、「左Shift + 右Shift + V」を押します。

設定

コマンドのためのキーの割り当てを変更したい場合は、キーボードあるいはキーマップレベルのどちらかで、config.h にこれらを #define します。ここで割り当てる全てのキーコードは KC_ 接頭辞を省略する必要があります。

定義 デフォルト 説明
IS_COMMAND() (get_mods() == MOD_MASK_SHIFT) コマンドをアクティブにするキーの組み合わせ
MAGIC_KEY_SWITCH_LAYER_WITH_FKEYS true ファンクション行を使ってデフォルトレイヤーを設定
MAGIC_KEY_SWITCH_LAYER_WITH_NKEYS true 数字キーでデフォルトレイヤーを設定
MAGIC_KEY_SWITCH_LAYER_WITH_CUSTOM false MAGIC_KEY_LAYER0..9 を使ってデフォルトレイヤーを設定
MAGIC_KEY_DEBUG D シリアルを介するデバッグの切り替え
MAGIC_KEY_DEBUG_MATRIX X キーマトリックスのデバッグの切り替え
MAGIC_KEY_DEBUG_KBD K キーボードのデバッグの切り替え
MAGIC_KEY_DEBUG_MOUSE M マウスのデバッグの切り替え
MAGIC_KEY_CONSOLE C コマンドコンソールを有効にする
MAGIC_KEY_VERSION V コンソールに実行中の QMK バージョンを出力
MAGIC_KEY_STATUS S コンソールに現在のキーボードの状態を出力
MAGIC_KEY_HELP H コンソールにコマンドのヘルプを出力
MAGIC_KEY_HELP_ALT SLASH コンソールにコマンドのヘルプを出力 (代替)
MAGIC_KEY_LAYER0 0 レイヤー 0 をデフォルトレイヤーにする
MAGIC_KEY_LAYER0_ALT GRAVE レイヤー 0 をデフォルトレイヤーにする (代替)
MAGIC_KEY_LAYER1 1 レイヤー 1 をデフォルトレイヤーにする
MAGIC_KEY_LAYER2 2 レイヤー 2 をデフォルトレイヤーにする
MAGIC_KEY_LAYER3 3 レイヤー 3 をデフォルトレイヤーにする
MAGIC_KEY_LAYER4 4 レイヤー 4 をデフォルトレイヤーにする
MAGIC_KEY_LAYER5 5 レイヤー 5 をデフォルトレイヤーにする
MAGIC_KEY_LAYER6 6 レイヤー 6 をデフォルトレイヤーにする
MAGIC_KEY_LAYER7 7 レイヤー 7 をデフォルトレイヤーにする
MAGIC_KEY_LAYER8 8 レイヤー 8 をデフォルトレイヤーにする
MAGIC_KEY_LAYER9 9 レイヤー 9 をデフォルトレイヤーにする
MAGIC_KEY_BOOTLOADER B ブートローダにジャンプする
MAGIC_KEY_BOOTLOADER_ALT ESC ブートローダにジャンプする (代替)
MAGIC_KEY_LOCK CAPS 何も入力できないようにキーボードをロック
MAGIC_KEY_EEPROM E 保存された EEPROM 設定をコンソールに出力
MAGIC_KEY_EEPROM_CLEAR BSPACE EEPROM をクリア
MAGIC_KEY_NKRO N N キーロールオーバー (NKRO) の有効・無効を切り替え
MAGIC_KEY_SLEEP_LED Z コンピュータがスリープの時に LED を切り替え